[イベントレポートPart2]竹工芸体験で竹コースターを作りました!

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《伝統工芸家と食事付交流会》日本の伝統「刀剣」と「竹工芸」を創立400年の由緒あるお寺で学ぶ会[伝サポ・イベント第1回]のレポート第2弾です。今回は竹工芸体験の様子について。90分ほどの間に竹で編んだコースターを完成させました。

竹工芸家の佐川さん。栃木県大田原市から駆けつけてくれました!

竹工芸家の佐川岳彦さんより、素材となる竹のヒゴ24本や縛るための紐(ひも)、初心者でも簡単に作れるようデザイン資料の説明をしてもらいました。この日のために、栃木県大田原市からリュックに積んで参加者10名分の材料を運んできてくれました。

素材と資料を見ただけでは、どうやって竹コースターを作り上げるか分かりません。佐川さんがお手本として実演を見せながら、作るときのポイントを解説していきます。

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お手本を見せてくれた佐川さん

竹工芸家として活躍されている佐川さんは、あっという間に竹を編んでいき、ベースとなる型を作りました。

「資料を見てつくれば簡単ですよ!」とアドバイス。

しかし、あまりの手際の良さとスピードに感心しつつ、参加者からは「難しそう〜。分からない〜」という小さい悲鳴もあがっていました。

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ベースとなる型をあっという間に仕上げます

とにかく作ってみるしかありません!

佐川さんの実演後、ワークショップが始まりました。
試行錯誤しながらも、佐川さんから個別に指導を受けながら順調に仕上げていきます。参加者の中には、畳職人さんや趣味で竹工芸をしている人も。もちろん、手仕事は初めての人もいて、レベルの差はまちまちです。

最初の型を作るまでは、皆さん苦労されていました。

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最初の型を黙々と作る参加者たち

作業に集中し、手作業に慣れてくると、初めて挑戦する参加者もみるみる上達! どんどんスピードアップしていきます。

紐で結んで切り目となる線を敷き、ニッパーやハサミでカットしていきます。

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ニッパーで切っていきます

佐川さんの実演後、「できないかも・・・」と不安げな表情をしていた参加者も、全員が時間内に素敵な竹コースターを完成することができました!

中には、2つも完成させた人も。せっかく覚えたので「2つ目は家で自分で作ります!」とさらに意気込んでいた人もいました。

これまでいくつかワークショップの経験のある佐川さんですが、都内での開催は初めてだったそうです。
開始前は、参加者の“竹工芸”に対する経験年数などレベルの違いが想定できず、全員一緒に終わることができるかどうか心配されていました。

しかし、参加者の満足度は高く、終了時間ギリギリまで作業を続けるほど熱中していた様子。その後の懇親会でも、佐川さんの周りを参加者が囲み、竹工芸の話などで盛り上がっていました。
佐川さん、参加者の皆さんお疲れさまでした!

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参加者が挑戦した竹コースター

竹工芸体験、日本刀講座がそれぞれ終了した後、交流会がスタート。

交流会では、福島県・阿武隈地域の「かーちゃんの力・プロジェクト(※下記ご参照)」による“あぶくま御膳”を振る舞いました。阿武隈地域の女性農家の“かーちゃん”たちがイベント前日に真心込めて作ってくれた伝統伝承料理を、この日宅急便でお寺まで届けてくれたのです。

キッチンで手を加えて、色とりどりの料理が次々と並べられました。

【かーちゃんの力・プロジェクト】
福島県の東部「阿武隈地域」に住む女性農業者が、東日本大震災以降の避難生活の中、これまでに培って来た知恵や技術を基にした、特産品の加工販売やお弁当づくりなどを通じ、地域コミュニティの再構築や食文化の伝承など、阿武隈地域の復興を目的として様々な活動に取り組むプロジェクト。
http://www.ka-tyan.com/

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手前がみそじゃが、真ん中はかぼちゃ饅頭、奥がひき菜入り

当日提供した料理と解説は以下の通りです!

 【凍み大根の煮しめ】
あぶくま地域の食文化を象徴する「凍み大根」を、ニシンや牛蒡、人参、昆布と一緒に煮付けました。田植えといった人寄せ時の食卓にはこれが欠かせず、大皿一杯に提供されたおもてなしの主役でした。

【いも床焼き】
すりつぶしたじゃがいもに、砂糖と塩を加えて作った漬物床「いも床」。漬物として野菜を漬けたり、肉や魚を漬けて焼き上げたり。まろやかな塩味の効いた美味しさが、あぶくまの食卓をしっかり味付けます。

【ひき菜いり】
千切りにした大根や人参、油揚げを炒めて醤油で味付けたものです。昔は醤油ではなく「たまり(味噌の上澄み液)」で味付けされ、お正月にはこれにお餅を絡めた「ひき菜もち」が食されていました。

【かぼちゃ饅頭】
小麦粉にカボチャを練り込んだ生地で、小豆の餡を包み蒸し上げた色鮮やかなお饅頭です。黄色い宝石から生まれるやさしい甘さは、あぶくま地域と世代の想い出を包み込む味です。

【みそじゃが】
小さなじゃが芋を菜種油で揚げたり蒸したものに、甘い味噌を絡めた料理です。「いもかんぷら」や「いもでんがく」という呼ばれ方もされます。

【凍み餅】
棒状にした餅をカットして暖簾状に紐で縛り、軒先に吊るして寒風にさらすことで凍結と乾燥を経て水分を抜き、保存食として作られた食材です。水に浸して柔らかくしてから、焼いたり蒸したりしたところに、砂糖醤油やきな粉を絡めていただきます。

実は、予定していた上記の6品のほかに、“かーちゃん”たちが「おまけの2品」を宅急便に入れて運んでくれました。

“かーちゃん”たちに感謝しつつ、大人気の料理はあっという間に皆さんの胃袋の中へ。最後まで話も尽きず、講師の伝統工芸家、参加者同士、わたしたちスタッフも輪に加わり、楽しく交流することができました。

今回のイベントの盛況を受けて、今後も継続的に職人さんとの交流イベントを開催していく予定です。次回もお楽しみに!

★[イベントレポートPart1]リアルでマニアックに日本刀を学ぶ!職人技体験で“研ぎ”にも挑戦
http://news.den-suppo.jp/event/nihonto.html